散策しながら探してみよう!

那覇市のマンホール蓋

街を散策していると、至る所に様々なデザインのマンホール蓋を目にします。これは「ご当地マンホール」、もしくは「デザインマンホール」と呼ばれ、各地域の特徴をあらわしたマンホール蓋が全国各地で作られています。このご当地マンホール蓋ですが、那覇市が発祥の地だと言われています。
そこで今回は、全国各地の至る所で必ず目にする、上下水道のマンホール蓋に着目しました。

 

ご当地マンホールのはじまり

那覇市では、昭和52(1977)年後半から那覇市の職員が発案した魚(魚群)をデザインした蓋が使用されています。
デザインの意味は、「下水道によってきれいになった水の中で、魚達が喜び群れ遊ぶ様」をイメージしたものであり、炉端屋でガーラ(アジ)を食べているときに発案したそうです。
現在でも使用されているこのデザイン蓋は、全国で最初のデザインマンホール蓋と言われており、那覇市から県内各地、そして全国へと広がっていきました。

市章の周囲に魚がデザインされています。

那覇市内に設置されているデザインマンホール蓋

観光客が那覇市の歴史に触れ、楽しく歩けるよう、平成25(2013)年後から景観に配慮した、新たなデザインの下水道マンホール蓋を作製し、使用している場所があります。

①うふシーサー(壺屋地区)

「うふ」とは方言で「大きい」という意味です。このうふシーサーは高さ3.4m、重さ約3tあり、壺屋やちむん通りと安里のさいおんスクエアに設置されています。

②ブーゲンビレア(壺屋地区)

市花:秋から春の低温期に開花し、色は紫、赤、白、混色と多彩です。

 

ⒸOCVB

③オオゴマダラ(壺屋地区)

市蝶:日本最大の蝶とも言われています。

ⒸOCVB

④花笠(壺屋地区)

主に琉球舞踊で使用されます。

⑤首里織(首里地区)

那覇市の伝統的織物です。

⑥那覇市市制100周年記念事業ロゴマーク(平和通り入り口前、さいおんスクエア、識名園、首里駅、イオン那覇入口、那覇市上下水道局)

2021年5月20日に市制100周年を迎えました。

その他、那覇市内にはこんなデザインマンホールもあります。

★首里城マンホール(パレット久茂地近く)

通りかかった人が写真を撮り、SNSで世界中に発信し、首里城復興に関心を持ってほしいとの思いが込められています。(沖縄県HPより)

 

★ポケモンマンホール(てんぶす館前広場)


世界中で大人気のポケモンキャラクターがデザインされたマンホールで、那覇市をはじめ、宜野湾市、沖縄市、うるま市などに設置されており、今後も各市町村に設置予定とのことです。

マンホールカードをGETしよう!

「マンホールカード」とは、平成28年(2016)年から地域のPRと下水道への理解や関心を深めてもらうことを目的に、全国各自治体が無料で配布している「ご当地マンホールカード」です。表にはマンホールの写真と撮影場所の緯度と経度、裏にはデザインの由来などが表記されています。マンホール蓋のデザインに惹かれ、全国各地のカードを収集するために訪れるファンもいるそうです。

那覇市の下水道やマンホールに関する情報はこちら

那覇市上下水道局(那覇市おもろまち1丁目1番1号)
業務時間:月~土(日曜・祝日・年末年始・慰霊の日を除く)
午前8時30分から午後6時まで

那覇市内に設置されているデザインマンホールが展示されています。

旅の記念に…

全国各地に設置されているご当地マンホールは、地域ごとの特色があって面白いです。うっかり素通りしてしまいそうですが、ゆっくり散策しながら足元を止めて、記念に1枚、写真を撮ってみてはいかがでしょうか。那覇市を訪れた際には是非、全種類探してみてください。

 

参考資料:那覇市の下水道50年のあゆみ

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